もう手遅れなの?😰 環境問題を抱えて今ドイツでは。。

グーテンターク!ベルリン通訳観光ガイドの後藤裕起子です。今日もニュースレター「ドイツもこいつも」を開封してくださりありがとうございます。

このニュースレターでは、ドイツの国情やドイツに生きる人々の有様を、皆様にお届けいたしております。😍

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感染者数が急激に伸びていくのを横目で見ながら、東京でプレオリンピックが開催されましたね。
そのプレオリンピックももうすでに幕を閉じました。光陰レーザーの如し😰

朝のTVワイドショーでバスケット競技の様子を見ましたが、もう感動もんでした。

🏀 🏀 🏀
 

身体に障害をお持ちだなんて、到底想像のつかない速効や、それに伴う鮮やかなプレイ。

椅子に座ったまま、バスケットの籠にボールをシュートするなんて、もう神業です。なんたって凄すぎます。

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老齢に至っている筆者としては、大きな希望をいただきました。もう肩が凝っただの、足腰が痛いだなんて言っていられませんよね  😅  苦笑

全力で技を競う全ての選手の皆さんに、金メダルを差し上げたいところ。。

🏆🥇🥇🥇🥇🥇

ええ〜?オリンピック委員会にそんなお金はない???

これは気持ちの問題!その辺りの選手の方々へのご配慮は、委員会さんは基本なさらないようで、、。金メダルを皆さんに差し上げるお金がないとは、考えられない!!

ある方に言わせれば、オリンピックの裏では、何と国家予算位のお金が動いているという話じゃないですか?!

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さて、メルマガ「ドイツもこいつも」の本日のお題は、「もう手遅れなの?😰 環境問題を抱えて今ドイツでは。。」でございます。

昨年から軒並み、世界中で天災が起き、自然災害が多発致しております。当地ドイツでもオリンピックが開催される直前に、西ドイツで大水害が起きました。TVの画像を見た時、東北大震災を思い出し、街ごと津波に飲み込まれた映像。橋が流され、家も濁流に押し流されてしまいました。

また、日本もオリンピック前に止まない大雨が続いていましたよね。

「災害は忘れた頃にやって来る」という言葉が昔、日本に住んでいた時に聞いたことがありましたが、忘れる暇もない程、世界中次から次へと起こっている人々を不安の中に陥れている天災。

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南欧州での大火災、アメリカでの大火災、洪水、「水、風、火」の自然界の三つのエレメンテが不調和に大きく揺れ動き、この大カオスの中に地球がすっぽりと入り込んでしまった、そんな気配がしますが、読者の皆様は、どういう風にお感じなっていますでしょうか?

🤔 🤔 🤔

猛威を奮っている自然を前に、人間は何一つ素手で太刀打ちは出来ない 😖 人間が環境を破壊したツケがしっかり回ってきたのだとドイツ人は謙虚に捉えています。

ドイツの一般紙「ヴェルト・世界」の気候変動についての記事に目が止まりました。

「気候変動は。すでにすべての人の健康を脅かすようになり、専門家によると、気候変動は今世紀の最大の世界的な健康上、脅威的な問題となってきた。地球温暖化は新しい病気の蔓延を助長し、飢饉、水不足、暴風雨災害につながると、、、。

気候変動は、ホッキョクグマや森林に関連する環境問題だけでなく、何十億もの人々に影響を与える健康問題でもある」と述べています。

では、この環境問題は、手遅れになってしまっているのでしょうか?

「その結果は、遠い将来だけでなく、私たちと私たちの子供たちの生涯の間で、世界中どこでも大なり小なり身近に感ぜざるを得なくなってくるに違いありません。」

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さらにヴェルト紙によると、医療専門家は、特に医療専門家が現在活発に討論されている議論にもっと強く介入するべきであると要求しています。

それプラス生態学者、経済学者、弁護士、エンジニアが含まれます。

その中で、彼らは地球温暖化の結果を記録しており、気温は少なくとも摂氏2度、場合によっては摂氏6度まで上昇します。これは、マラリアやデング熱などの熱帯病が、以前は温帯であった地域でも、それらに備えていない場合でも蔓延して行くであろう、、と。

以上がヴェルト紙に一部掲載されていた記事です。

また一方、Tagesspiegel (日々の明鏡)では、次のような論調が目に止まりました。

ヨーロッパだけで最大70,000人の死者を出した2003年の熱波は、高温だけでどれだけの人々が苦しんでいるかを示しました。開発途上国に住む方は、悲しいかな、極端な気象条件にさらにさらされる可能性があります。

約10年前の福島での原子炉事故の後、ドイツ連邦政府は原子力エネルギーを段階的に廃止することを決定しました。 大惨事が示したように、原子力のリスクは高く、最後に重要なこととして、核廃棄物は生産中に発生します。

しかし、気候保護団体は、現在この決定に疑問を投げかけています。 原子力からの電気は石炭からの電気よりもきれいだからです。 では、気候にやさしい電力をオフグリッドで生産するリスク技術を採用しているのでしょうか。

「原子力は、気候にやさしく、環境にやさしく、安価で信頼できる方法で電力を生産するための最良の手段であり、原子力と再生可能エネルギーは、互いに対立するのではなく、石炭と天然ガスに対して互いに密接に関係している?

こんな意見があったなんて、驚き、初耳です。

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この新説に関して、反核活動家の方達は、この誇大宣伝に対して、»原子力の環境ラベリングがあってはなりません。 ここでそれは非常に明白です。非常に有毒な放射性廃棄物は原子力発電所で毎日生成されます。 それはよく知られています”

ベルリン被爆団体のAntiAtomBerlinのHeilaBeymeは言います。 彼女は、気候に中立な未来のために、私たちが風力と太陽エネルギーに頼らなければならないという意見です。

「私たちは実際にエネルギーを再生可能エネルギーに投入する必要があります。 ストレージのためにもっと多くのことをする必要があります。 そして、分散型エネルギー生成のためにもっと多くのことをしなければなりません。 私たちは原子力発電に何の恩恵の猶予を与えてはなりません。。」

最近急にめっきり電気自動車が増えてきました。
この辺りも、廃車の問題とか、まだ明確になっていないままに

あれよ、あれよという間に。。

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9月26日の選挙を前に、各党を挙げてこの環境政策に頭を抱えており、国民の目も鋭く光っている今日この頃。

メルケル首相は、16年の首相業務に終止符を打たれ、最後の国会での演説を終えられましたが、
今まで重石の効いていたドイツ国会。メアケルさんの存在は大きかった。

ドイツのお母さん

👵

人はいなくなってから、その人の価値が倍増して分かるものなんだな〜って
気がしています。

49回目のメルマガでお会いできて感激です。

また次回もお立ち寄りいただければ幸甚です。
ありがとうございました!

ベルリン通訳観光ガイド 後藤裕起子